イタバシーナそだて隊で活動するママにスポットライトを当て、お話を伺います。月1回のリレー形式で連載中。
第1回目はこちら
第2回は、元旅行会社勤務の佐藤順子さん。社会人時代、外見にコンプレックスを持ち悩んだことをきっかけにカラー講師となり、現在は「色の力が持つ魅力」を伝える活動をされています。転居を機に始めたそだて隊では、横のつながりができたことが大きかったそうです。
Vol.2 佐藤順子さん
カラー講師/パーソナルカラーアナリスト
■認定NPO法人色彩生涯教育(CLE)協会
活動モットーは「色でママを元気に!」
夫に、環境に依存した結果、29歳で42歳と言われ・・
―5歳の男の子と1歳女の子、ふたりのお子さんを育てながら、ママ向けの講座や中高生向け授業の実施など幅広く活躍されていますね。カラー講師になったきっかけを教えてください。
社会人時代、お客様から年上に見られることも多く、毎日のメイクも億劫で外見にコンプレックスを感じていました。結婚と同時に夫の転勤があり、退職して専業主婦になりましたが、夫の転勤の度に内面も自分迷子になり、自己肯定感は下がる一方でした。29歳で40代と間違われ「変わりたい!」と思ったことを機にカラースクールに通ったら、3ヵ月で周りから「きれいになったね」と言われたんです。
―劇的な変化だったのでしょうね。
これまでは日常生活で目に入ってこなかった様々な「色」に気付けるようになり、外に意識が向くようになりました。それから服や小物、化粧品など、スクール後の週末の買い物が楽しみになったんです。学生時代はとてもアクティブだったはずなのに、他人の目や評価に振り回され、いつのまにか「こうあるべき」という固定概念に縛られていたことに気付きました。同時にわくわくする気持ち、自分を大切にすることを思い出しました。
パーソナルカラー講座を定期的に開催中
―それを、今度は講師として伝える側になりたいと思ったのですね。
パーソナルカラーは、スプリング、サマー、オータム、ウインターの4種類に分けられます。これは一生変わらないんです。自分のタイプが分かると、似合う色の違いは個性の違いで、個性が人それぞれだということや、理想はひとつではないということ、「みんなちがってみんないい」が色を通すとストンと腑に落ちて、人と比べたり完璧を目指して頑張らなくてもいんだと受け入れられるようになります。特に、周りのことに一生懸命で「わたし」が揺らぎがちなママや中高生へ、色というツールを意図的に使うことで、毎日の楽しみだったり、自分への自信づくりだったり、自己受容に役立ててほしいと思います。外見を自分らしく整えると、顔つきや思考、出会いも変わって内面も豊かになれますよ。
たくさんの人に「自分に似合う色」を知って楽しんでほしい
子どもたちには、大人も全力で楽しむ姿を見せていきたい
―順子さんが子育てにおいて心掛けていることはありますか。
子どもには五感を使って四季を感じてほしいと思っています。心が動く瞬間って、目がキラキラするんです。そんな機会を増やすためにも、旬の野菜収穫などの体験や遊びを通し全身で季節を感じることを家族行事として大切にしています。そして、その時は大人も全力で楽しむ。家族のそういう記憶は、大人になった時も彼らの助けになるはずです。
―今後、やりたいことがあったら教えてください。
柔軟な心をもつことや、わくわくの種探しを生涯続けたいので、家族で世界中の美しい景色や食事、多様な価値観に触れていきたいです。また、受講生さんの心に元気がチャージできるような、優しくてカラフルなサロンがつくりたい。目指すは、「あなたも素敵!わたしも素敵!」な笑顔いっぱいの優しい世界です。
おすすめの「板橋のいっぴん」
―そだて隊の活動を通じて行動範囲が広がり、区内の様々なエリアに足を伸ばす楽しみができたとのことですが、おすすめの「板橋のいっぴん」はありますか。
東新町にある「中央軒煎餅」さんには好きなお煎餅がたくさんあります。
6種類のおかきが入るKumitte (クミッテ)はパッケージがカラフルでかわいいですし、フードロス削減をめざしたという商品Kakecco (かけっこ)もコンセプトを知り大好きになりました。安心安全な材料を使用しているので、子どもたちと一緒に食べています。
板橋のいっぴん「Kumitte」
★佐藤順子さんのインスタグラム
https://www.instagram.com/irotripdrip?igsh=aXJkYnN4dGR3N2xs
中央軒煎餅~創業101年、挑戦するおかき屋さん
- 住所
- 板橋区東新町1-21-14
- 電話番号
- 03-6909-3770
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 日・祝祭日