イタバシーナそだて隊で活動するママにスポットライトを当て、お話を伺います。月1回のリレー形式で連載を予定。記念すべき第1回は、笑顔が眩しい長谷川さやかさん。小学5年生と2年生のふたりの男の子を育てながら、個人事業主としても幅広く活躍されています。そだて隊の活動は今年で3年目ということです。
Vol.1 長谷川さやかさん
■ISD個性心理学マスターインストラクター、ナチュラルフードコーディネーター、ホリスティックアロマライフ協会ウェルネス認定アドバイザー、シューフィッター
仕事と育児の両立に悩んだことをきっかけに心理学を学び始め、2021年起業。
「大切な人を笑顔をにする」がモットー。
起業を応援してくれた家族、上司、そして母
―「個性によりそう心とからだのサポーター」としてご活躍されていますね。元々は会社員だったということで、起業に至る決断力、行動力の源について聞かせてください。
2021年に「smiling mothers」を立ち上げ、現在はISD(Institute of Self Discovery)個性心理学協会の個性分析セッション、アロマ講師としてワークショップの開催、ナチュラルフードコーディネーターの資格を活かし食育についてお母さんたちに考えてもらう味噌づくりの講座などを開いています。
パーソナルカラー診断を受けて、身に着けるものを決めています
―百貨店でのお仕事が長かったのですね。
新卒から百貨店で12年間販売、フロア管理をしていました。
慌ただしく過ぎていく毎日に少し違和感はありましたが、2人目出産後もそのまま仕事は続けるものと思っていました。
でも4年前のコロナ禍に、小学校に入学したばかりの長男と保育園に通う次男と共に自宅待機になり、それが転機となりました。
―その間、具体的にどのようなことをされたのでしょうか。
子どもたちとじっくり向き合い、一緒に過ごす時間がとれたことは大きかったです。
それから、とことん自分と向き合う時間を取ると決め、オンライン講座を受講したり、本を読んだり、コミュニティに参加してみたりと、できることを全てやりました。
そこでISD個性心理学に出合い、自分や家族の「個性」を知ることができたら、悩んでいた子育てが楽になったので、これをたくさんのお母さんたちに伝えていきたいと思いました。
―やりたいことを見つけられたのですね。とはいえ、そこから退職、起業までの道のりは平坦ではなかったのではと想像しますが・・
はい。過去に転職を考えた際、周りに反対されたということがあったので、自分にはできない、どうせ否定されると決めつけ、自分の選択に覚悟が持てませんでした。
でも、本当にやりたいことを見つけ、進みたい方向や長期目標を上司と母親に伝えたら、自分の思いが伝わり「やってみたら」と背中を押してくれました。
ちゃんと自分で決めたら、応援してくれる人は必ずいるのだと気づきました。
そこから半年かけて退職、起業準備をしたという流れです。
地域のママランチ会で起業をテーマに話しました
―そだて隊の活動はいつからですか。
独立後からなので、3期目になります。
「子どもたちの笑顔はママの笑顔」という私自身の理念と、マム・スマイルの活動に共通する部分が多かったので参加することにしたのですが、地域のママとのつながりが嬉しいですし、ISD個性心理学講師としての活動の場も与えてくださるのでありがたいです。
子育てとは、親と子が共に成長すること
―では、さやかさんが子育てにおいて一番大事にされていることを教えてください。
私たち母親は、自分の経験やこれまでの固定概念で子どもと接してしまう部分が多いと思いますが、同じ遺伝子でも、親子で持ち合わせている個性は全く違いますし、子どもたちの方が大人よりも優れていることもたくさんあると思います。
自分が親だから子どもに対して「~しなきゃ」と思うのではなく、自分と違うひとつの人格として認めることで親子で良い関係をつくっていけるといいですよね。
親と子は共に成長していくものだと常々思っているので、子どもたちが大人になっても、自身の個性を発揮して自信を持って生きていけるようサポートしていきたいです。
―今後、やりたいことはありますか。
好きなことで楽しみながら仕事をするようにライフシフトしたことで、出会いの場が全国に広がりました。
新しい出会いは、新しい価値観に触れることにもなります。
過去の私のように、自信がなくて周りの目を気にして行動に移せないママが、自分軸を持って生き生きと生きられるようお手伝いをしていくことが当面の私のミッションです。
ママが笑顔でいることで、子どもたちも元気になり、日本の未来も明るくなると思います。
おすすめの「板橋のいっぴん」は・・
―おいしいものが大好きだとお話しされていましたね。中でもイチ押しはどちらですか。
南町にある「梅香亭(ばいかてい)」さんによく行きます。
季節の練切、くず饅頭、薯蕷饅頭は遊び心ある飾り付けでかわいいです。子どもでも食べられるよう、材料にこだわっているところもおすすめの理由です。
いっぴんの南瓜饅頭もおいしいですよ
七夕の鹿の子、くず饅頭
梅香亭~創業66周年の老舗和菓子店~
- 住所
- 板橋区南町16-5
- 電話番号
- 03-3955-5932
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 毎週水曜日