<リブランとつくる第3回>住まい選びの常識が変わる!?中古リノベーションとは?

こんにちは!
イタバシーナそだて隊やまぐちです。

突然ですが、皆さん中古リノベーションってご存知ですか?

購入した中古マンションを、間取りはそのままにキッチンやお風呂など新しいものに入れ替えるリフォームはよく知られていますね。

リノベーションはもはや間取りすらとっぱらい、マンションでありながら戸建ての注文住宅のように、自分たちだけの理想の住まいを作り上げることができるんです。中古リノベーションは、住宅購入の新しい選択肢として、いまとても注目されているんですよ。

リノベーションは敷居が高い!?

イタバシーナそだて隊の中でも、リノベーションについてのイメージを聞いてみました。
すると「オシャレで素敵」「デザイン性が高い」というイメージが多いようです。

それでも中古リノベーションを住宅購入時、実際に検討したというママは少ない傾向が。確かにリノベーションというと、オシャレで憧れる部分も多いですが「0から作り上げる」という点では、よほどセンスに自信があったり、インテリアにこだわりのある方でないと、少しハードルが高く感じるのかもしれません。

・オシャレに自信があるわけでもないし、強いこだわりも特にない

・こんな家にしたい!という願望も明確にはない…というか分からない

はい、私です笑

「はじめは、ほとんどのお客様がそうおっしゃいますよ」

教えて下さったのは、リブランが手掛けるリノベーション事業、てまひま不動産練馬店の坂井田沙羅さん。てまひま不動産で中古リノベーションしたお客様は、皆さん完成した自分達だけのお城を見て、とても感激して下さるとのこと。

温かな笑顔が素敵な坂井田さん。素人の取材にも関わらず、丁寧にアテンドして下さいました。

どうやら中古リノベーションは「オシャレ」の一言では片付けられない、もっと大きな魅力を秘めているようです。それを知らずに住まい選びをしてしまうのはもったいない!!

というわけで今回は、今後住宅購入を控えているものの「住宅購入=新築or中古マンションと漠然と考えていた」というイタバシーナのかすみ編集長がモデルとなり、中古マンションの見方や一級建築士による提案、実際にリノベーションした物件の見学までまるごと体験!!

てまひま不動産による中古リノベーション、その魅力に迫りました。

てまひま不動産で中古リノベーションを体験!!

~当日の流れ~

①アンケート記入、ヒヤリング

②中古マンション見学

③設計士によるヒヤリング、プラン提案

④完成済みリノベーション物件見学

 まず渡されたのはお客様アンケート。現状の住まいに関する確認と、購入時に希望するエリア、広さ、予算などを記入します。


アンケートをもとに、担当者とお話をします。

この段階では「どんな家にしたいか」よりも「どこに住みたいか」というところが掘り下げられていき、それをもとに希望が叶う中古物件を探していきます。ここではかすみ編集長も、漠然とではあるけれど、このまま板橋に住めたらいいなぁ、でも予算もあるし…ということを話していました。


実際にてまひま不動産にお願いすることになれば、担当者が物件探しから資金計画、設計、施工、アフターフォローまで、しっかりと共に歩んで下さるので安心。大手不動産会社では、各手順別に会社が別になったりして担当者が何人も…なんてこともあるそうですが、こちらではすべてワンストップで対応して下さるので安心です。

リノベーション向き中古物件とは?

中古物件を探すこと自体はスマホで簡単にできますよね。でも同じ中古物件でもリノベーションに向いている物件とそうでない物件とあるそう。

てまひま不動産では当然リノベーション向きの物件を探してくれるのですが、もし自分で探すなら???こんな物件がおすすめ!!

・ラーメン構造(住戸の四隅に太い柱がある)

・管理が行き届いている(中古は管理で買う!)

・築15年~30年くらいの物件(築15年過ぎると値下がりしにくい)

かすみ編集長は、これまで住まいが2階以上、角部屋が多く、現在の住まいも冬は日中ぽかぽかで暖房要らず。そのためかなんとなく1階は敬遠してしまうのだとか。

すると「インナーサッシってご存知ですか?」と坂井田さん。


インナーサッシ、要は内窓のこと。窓を二重にすることで空気の層ができ、結露を防止します。

「冬は冷気をシャットアウトしてくれますし、逆に夏は冷気が逃げにくい。冬は暖かく、夏は涼しい。インナーサッシを設けることで、1階のお部屋でも快適に過ごせるので、住まいの選択肢も拡がりますよ。」

実際のインナーサッシ。窓が二重になっています


またマンションの窓は共用部のため交換ができませんが、インナーサッシを設けることで、せっかく素敵に変身したお部屋の雰囲気を既存窓が壊すという残念な結果を招くことがありません。
てまひま不動産では、インナーサッシは必ずと言っていいほどおすすめしているそう。

そこにはただおしゃれにすれば良いのではなく、リブランの「住まいが人をつくる」という考えのもと、リノベーションによってより快適な住まい作りを実現するという想いが根底にあります。

前回エコヴィレッジを取材させて頂いた時もそうでしたが、今回も坂井田さんのお話を聞いていて、その一貫した住まいに対する信念に、胸が熱くなりました。

実際に中古マンションを見てみよう!

ということで、練馬駅徒歩9分の好立地、築25年の中古マンション1階庭付き(南向き)58平米のお部屋を見学させて頂きました。


南向きということもあり、1階でもとても明るいお部屋。とはいえ築25年という歴史を感じざるを得ない部分も随所に垣間見え、正直このままでは住みたくない…新築に住みたい…というのが本音。

でもそれまで「こんな家にしたい」といった具体的な希望は何一つ話していなかったかすみ編集長も、実際に中を見てみると「娘と料理したいから、もう少しキッチンは広めがいいな」「対面キッチンじゃないのが残念」など、さすが元料理教室講師のかすみ編集長。キッチンについての意見が出る出る!

分譲マンションを買う時に、間取りは何パターンかの中からしか選べませんし、価格などにより妥協してしまうこともあると思います。私もそれが普通だと思っていましたし、むしろ生活がイメージしやすいし、何の違和感も持っていませんでした。

でもそれってよくよく考えてみると「売り手の都合」なのかなぁと思います。


特に中古マンションを見てみると、間取りや設備一つをとっても、その時代の流行りみたいものを感じます。
まさに「売れる家作り」という売り手本位の視点がヒシヒシと伝わってきます。南向きで、大きなお庭も付いているのに、今となっては、なんだかもったいない。


そこでリノベーションの出番です。

「ここはラーメン構造なので、柱以外の壁は全て取っ払い、お料理教室なんかも開けちゃうキッチンメインの広々空間にしましょう!」

坂井田さんが模型を使ってリノベーション事例を説明してくれるのを、かすみ編集長は親子共々きらきらした目で聞き入っていました。私も「お庭でお野菜作るなんてどうですかね?」と提案してみたりして、妄想話に花が咲いちゃいます!

壁にはリノベーションプラン事例と完成までの写真が紹介されていました

てまひまかけてこそ、愛着のある暮らし

リノベーションのデメリットを強いて挙げるとすれば、はじめからそこでの生活がイメージしにくいことかなと思います。まずは既成の物件を探してから、一度その中を「スケルトン状態」にして0から作り上げるのですから、買う方も売る方も、その手間と言ったら…。

でもその手間も、てまひまをかけると捉えてみれば、てまひまをかけた分、より一層大事に住みたくなる。そこに愛着のある自分らしい暮らしが見えてくると思いませんか?

てまひま不動産に関してだけ言えば、納得いく住まいを作り上げることに、相当なプライドと信念を持って取り組んでいるように思いました。


見学から帰ると、ショールームで一級建築士の内田さんが待って下さっていました。
彼と話すことで、ぼんやりとしたイメージは、一気に具体的かつ現実的なイメージへと変わっていきました。

第4回へつづく。