昨年のマムスマイル主催のイベントやお茶会で、
ママの働くことに対する意識調査を実施しました。
100人中「現在働いていない」と回答した方は66人。
うち8割以上の方が「将来的に働きたい」と答え、
さらに「7歳までに」働きたいという方が約9割を占める結果となりました。
そこでイタバシーナ2020冬号では、
ママの「はたらく」ことについて考える特集を掲載しました。
ママになってから再び働く目的と言えば
「夫の給与に少しでも上乗せしたい」や「子どもの塾や習いごとに使いたい」
などと言った話をよく聞きます。
でも、ちょっと待ってください。
本当にその動機だけで、はたらくことを考えてよいものでしょうか。
その答えを探るべく、
今回は実際にお子さんの幼稚園入園を機に仕事を始めたママと、
そのママを採用した上司の方にインタビュー!
インタビュアーは、マムスマイル代表の愛子さんです。
Q1. 働きたいと思ったきっかけはなんですか?
結婚して夫が海外赴任となり、仕事を辞めざるを得なかったので、
いつかもう一度働きたいと思っていました。
仕事が好きなんですよね。仕事にやりがいを求めていて。
娘が幼稚園に入った頃に仕事探しを始めました。
Q2. 現在はどんなお仕事をされていますか?
教室の事務全般です。
未就園児向けのレッスンがある日は、お母さんやお子さんの対応もします。
教室のご案内だけでなく、子育ての相談に乗ったり、情報発信を行うことも。
前職は貿易事務で、事務仕事は好きなのでとても楽しいです。
Q3.目指している姿はありますか?
業務の中で教育の知識や情報を得ていくうちに、
自分でもより深く知識を身に付け、自ら発信する側になっていけたらいいなと、
働き始めてから考えるようになりました。
Q4.働き始めたことで、何か子どもへの影響はありますか?
小学校・幼稚園に行っている時間を使って働いているので、
育児に対する時間の犠牲は全くないです。
最近は娘が「ママが頑張ってるから、私も幼稚園頑張ってくる!」
と言ってくれるようになりました。
Q4.家庭と仕事の両立ポイントは何かありますか?
仕事以外の時間をどう使うかを、すごく意識して考えるようになりました。
たとえ時間がなくても「だからできない」と思うことがなく、
時間を上手に使えています。
Q5. ご主人の反応はどうですか?
元々家事はしてくれる方でしたが、働き始めてからは、
より一緒にしてくれるようになり、私も素直にどんどんお願いしています。
私が楽しそうに仕事に行っている姿を見て、喜んでくれているみたいです。
明里さんは「仕事が好き」「いつか再び働きたい」という思いから
再スタートを切りました。
時間管理のスキルを磨き、仕事を通じた自己成長にも目を向けていらっしゃるなど、
仕事と家事育児を両立する中で、新たなキャリアを構築し始めていらっしゃいます。
その話しぶりから、本当に楽しく日々を過ごされていることが伝わってきました。
続いてお話を伺うのは、
明里さんの上司にあたる株式会社PebyStyle代表取締役の川野さん。
PebyCollegeでは、事務だけでなく講師でもママが大活躍されているそうです!
Q1.ママを積極的に採用されているのはなぜですか?
ママは「ママ業」をこなしているからです。
何が一番すごいかというと、
3つ4つ物事を同時に成し遂げることができるというところ。
スキルは後からついてきても、この能力は「ママ業」を始めてからじゃないと
養えないと思います。
実は仕事場でも、この能力は結構大事。
1つのものに集中して他に耳を貸さないという人もいるけれど、
そうゆう人はだいたい仕事をなかなか覚えることができずに、
仕事が楽しくなりづらい。
だからぜひママに来てもらいたいと考えています。
Q2.明里さんの仕事ぶりを見てどうですか?
すごくいいなと思うのは「会社に貢献しよう」という意思がすごく強いところですね。
これまでもママは何度も採用してきましたが、
「時給だからこの時間いればいいや」という方も多い中で、
それを悪だと思っているんじゃないかなぁ。
ちょっと空き時間があれば、「掃除しようかな」とか「ここを直そうかな」
というのをすごく細かくやってくれている。
そういった方と一緒に仕事ができて楽しいですね!
教育のプロである川野さんに、ママの能力についてお墨付きを頂き、
さらに「ママだからこそ採用したい!」というお話まで聞けて、
その場にいた全員感激!!もっとママであることに自信を持とう!と、
世のママたちに発信したい気持ちでいっぱいになりました。
他にも最新の教育事情についてたくさんお話頂きましたが、
それだけで特集が組めてしまいそうなくらい面白いお話でしたので、
それはまた次の機会にお届けしたいと思います。
ここまでで、皆さんにぜひ知って頂きたい大切なことがあります。
それは、ママが社会で働くということが、チャレンジや学びの機会となること。
そしてその姿を見ている子どもにも影響を与えるということです。
明里さんの娘さんも、まだ5歳ながらママの頑張る姿をお手本にして
幼稚園生活を頑張っているようでした。
そしてもう一つ。「ママ業」は立派なキャリアであるということ。
ママになったからこそ得ることができた能力を活かし、
どのような選択をしていくのか、すべては自分次第です。
人生100年時代。
長く働いていくためには「やりたい仕事、向いている仕事」を軸に
経験を積んでいく必要があります。
それを教えなければならないママ自身が、才能やスキルに蓋をして、
仕事を条件でしか選ばないことはとても残念なこと。
ママになったからこそ、磨かれる能力や必要とされる場所がきっとあるはず。
今一度自分はどんなことが得意なのか、どんなことに興味を持っているか、
子どものことだけでなく、ママ自身も一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
あなたの夢はなんですか?
じゃあ、これからわたしはどうしたいのかな?
今回の特集が、はたらくことについて考えるきっかけになれば嬉しいのですが、
いざ考え始めると「本当に思い通りにいくの?」と、
悩みや不安も浮き彫りになってきます。
何から始めたらいいか分からない
スキルや経験に自信がない
なかなか良い仕事が見つからない
パパのサポートを得られないかも
家事育児との両立に不安がある
などなど
でも、こういった悩みや不安が出てくるということは、前に進んでいるという証拠。
明里さんのお話にもあったように
「だからできない」ではなく「どうしたらできるか」という思考で、
ひとつひとつクリアしていけばいいんです!
誌面では、準備度チェックリストと板橋ママにおすすめの講座をご案内しています。
5つの価値発見プログラム
心の仕組みを実践的に知り、
ママが陥りやすい悩みや不安を自ら解決できるスキルを身につけるための講座です。
ご自身が持つ
「自己価値」「才能能力」「豊かさマインド」「パートナーシップ」「自分時間」
の5つの価値を、講座を通して高め、磨いていきます。
学んで終わりではなく、すぐに生活の中で実践できるスキルが身につくため、
着実に社会復帰に向けた準備ができます。
漠然とした不安をお持ちの方やまだ社会復帰が先のことに感じている方にもおすすめ。
オンライン講座なので、自宅で安心して受講可能!(2020年6月開講)
★WCPA公式LINE@<Stand up Mam>を友だち追加すると、
無料冊子「子どもの将来を決める母親の条件3か条」をプレゼント中★
イタバシーナそだて隊
「イタバシーナ」は、ママが社会や地域と繋がるための場。
制作からお届けまですべてママたちが担っています。
子連れで気軽に地域貢献活動に参加しながら、社会人として必要なマナーやマインド、
スキルを学ぶことができます。
誰かの役に立つ仕事がしたいけれど、今はまだ子どもが小さくて難しいという方や、
仕事仲間のような友人が欲しい方におすすめ。(メンバー募集中!)
子育てママの未来計画
自分の「これまで」や「これから」をイメージして、
ポートフォリオ化することで、より自分らしく未来へ進むためのワークショップ。
自分のやりたいことを見つけたい方におすすめ。(年1,2回不定期開催)
板橋区・北区・女性未来研究所共催事業
いかがでしたか?
子どもが幼稚園や保育園、小学校に入ってからスムーズに仕事をスタートさせるために、
またせっかく始めたのにすぐ辞めてしまう、なんてことにならないために、
少しでも悩みや不安は解消しておきたいですね。
子どもがまだ小さい今のうちから、一緒にできる準備を始めませんか?
明里さん、川野さん、取材へのご協力ありがとうございました!