【ノーカット版】習いごとの悩み、専門家に聞きました!〈イタバシーナ2023冬特集〉

イタバシーナ2023冬号特集では「ママも一緒に楽しめる♪赤ちゃんから楽しむ習いごと」と題し、乳幼児期からの習いごとについて、イタバシーナそだて隊のママたちの声や専門家のアドバイスを集めました!

イタバシーナそだて隊ママたちに聞いた、

Q.お子さんが何歳の時に習いごとについて考え始めましたか?
Q.お子さんが実際に初めて習いごとをしたのはいつですか?
Q.お子さんの初めての習いごとは何でしたか?
Q.その習いごとに決めた理由は何ですか?
Q.習いごとをやってよかったことはありますか?

という質問に対するデータ「先輩ママたちに聞きました!」については、ぜひ誌面でご確認ください♪

こちらの記事では、誌面では載せきれなかった「習いごとの悩み、専門家に聞きました!」について、詳しくご紹介します!

乳幼児期だけにとどまらず、お子さんに習いごとをさせたいと考えているすべてのママにぜひ見ていただきたい神回となった、専門家インタビュー。

誌面ではスペースの都合でかなりカットさせていただきましたが、実はもっと詳しく、より分かりやすく教えていただいていたんです!!

今回はそのインタビューのノーカット版をYoutubeで公開させていただきました!
(記事一番下までスクロールでご視聴いただけます)

ここから誌面掲載の内容と、さらに載せきれなかった「英語の教育について」の質問、そしてYoutubeも掲載していますので、ぜひ家事をしながら、寝かしつけをしながらでもチェックしてみてくださいね!

お話を聞いたのは・・・

一般社団法人育児キャリアアップ推進機構
代表理事 坂東愛子さん

2016年に立ち上げたマム・スマイルの代表として、ママが集うお茶会、イタバシーナの制作、ママのための時間術講座、大型イベントの企画運営などを行う傍ら、2018年に保育園、2019年に同社団法人を設立。
現在はキャリア教育の専門家として大学生や社会人のキャリア支援事業に取り組みながら、ママたちへの子育てアドバイスを続けている。
保育園園長として培った子どもの発達に関する知見と、ママ起業家としての視点を取り入れたアドバイスに定評があり、これまで3,000人以上のママたちからの相談に乗っている。

 

~インタビュー趣旨について~
習いごとは、わが子の将来のために今から親がしてあげられることの選択肢のひとつ。
でも実際は習いごととの付き合い方について、分からないことや悩みを抱えているママも多いようです。
そこでマム・スマイル代表であり、キャリア教育の専門家としても活動する坂東愛子さんに、キャリア教育の視点から習いごととの上手な付き合い方について聞きました!

 

Q.乳幼児期から習いごとをさせるメリットはなんですか?

大学生や社会人など、将来や仕事について悩んでいる若者たちに幼少期まで遡って自己分析をしてもらうことがよくあります。そこで分かったのは子どもの頃の体験が、大人になって開花するということが実はとても多いということです。

体験は、人の学び=将来自立した時の基礎となるもの。習いごとは、プロが定期的にいろいろな体験の機会を提供してくれますよね。習いごとを貴重な体験機会と捉えることで、乳幼児期から習いごとをさせるメリットは十分にあると思います。

Q.お金や時間に限りがある中で習いごとを選ぶポイントは何ですか?

習いごとを何のためにさせるのか、それは子どもの個性を伸ばすためです。その個性が、将来自立した時に活躍するための源となります。だからこそ乳幼児期にしっかり観察して、その個性を伸ばせる環境を習いごとでも作ってあげましょう。

個性を見る時は、その子が好きなことや楽しめることに注目します。またやらせたい習いごとがあるけれど、好きかどうか分からない場合は、まずはやらせてみて同時にママやパパがその楽しさを教えてあげることができればよいですね。

Q.習いごとの始めどき・辞めどきの見極め方を知りたい!

習いごとによってよい始めどきというのは違うと思いますが、その子が環境的に溶け込みやすい時期になればすぐにでも始めてよいと思います。もちろん好きなこと、楽しめることであることが前提ですが、長く続けさせたい習いごとがあるなら、より小さいうちの方があまり抵抗感もなくスムーズです。

ただし勉強系はその子によって適正時期が違い、個性とともに発達状況を見極める必要がありますが、基本的にはその習いごとを楽しめる発達段階かどうかで判断することができます。

一方で辞めどきについては、「将来のために必要かどうか」と「目的」で判断するのがよいと思います。そのためにも始める時にまずどの段階まで続けるのか決めておくことが大切です。例えばスイミングの場合、進級による自己肯定感や自己効力感の向上を期待して続けていく方もいれば、ある程度泳げるようになったら辞めようと考える方もいますよね。

また小学生になると勉強との両立で忙しくなるため、習いごともある程度絞る必要が出てきます。それを念頭に置き、ずっとやっていきたいものは何か、目的に応じていつまでに何を習得させたいか、といったことを使い分けながら辞めどきを考えられるとよいですね。

Q.「辞めたい」「行きたくない」という子どもへの対処法はありますか?

原因はたいてい「楽しくない」「辛い」という場合がほとんど。そう感じてしまう原因を、まずはしっかりと見極めて下さい。その後の対処法は、年齢によって異なります。

まだ未就学児のうちは、個性を伸ばすためにも楽しくなる工夫やつまづいている部分を解消してあげるなど、とにかくお子さんが楽しめる環境づくりをしてあげるのがよいです。

一方で小学生以降のお子さんには、将来のために「辛いことを乗り越える体験」をさせることも必要になってきます。乗り越えた先にある達成感を知ることが、社会に出た時にしっかりと活きてくるからです。なのでママやパパは、お子さんと目標を共有し、達成までのロードマップやその先のビジョンを見せながら、併走して一緒に乗り越えるということが大切だと思います。

Q.今注目の英語。いつから、どのようなかたちで始めるのがよいですか?

英語については専門家の方たちがさまざまな習得法を提唱されていますが、私は英語を習得した先、将来から逆算して考えたいなと思うんです。

ビジネスの現場ではすでに英語以外にも中国語やスペイン語なども必要だと言われています。その中で何のために英語を習得するのか、どの程度やらせるのかといった視点で考えるとよいと思います。

英語は大人になってからも学ぶことができますが、耳だけはどうしても鍛えられません。もしお子さんに将来英語を使って欲しいという意識が少しでもあるなら、まずは乳幼児期からネイティブ英語をたくさん聴かせるなど、「種まき」として英語に触れる機会を作っておくとよいですね。
こうしたベース作りが、近い将来お子さんが英語を習い始める際の抵抗感の緩和や動機付けにも繋がるのでおすすめです。

★インタビュー動画(ノーカット版)はこちら