⾛る楽しさで⾃信を育む〜かけっこ教室の魅⼒〜

他のスポーツにも役⽴つ練習

板橋区の⼩学⽣や幼児向けの陸上クラブ「板橋かけっこAC(IRAC)」は息⼦の学校で⼈気の習い事です。普段は中丸町・熊野地区の⼩学校のグラウンドや城北公園で活動しています。
もともと⾛るのが得意ではなかった息子は、ここに⼊会し、⼩学校6年間で学年トップクラスの俊⾜に。クラブの魅⼒を紹介します。

IIRACでは、⽉・⽕・⾦に「かけっこクラス」を開講中です(火曜は陸上クラスも開講中)。 「⾜が速くなりたい」「運動会で活躍したい」「他のスポーツにも活かし たい」など、さまざまな⽬的を持つ⼦どもたちが、“運動能⼒の基礎”を育ん でいます。

最⼤の特徴は、ただ⾛るだけではなく、他のスポーツにも役⽴つトレーニ ングを取り⼊れている点です。
トレーニングは、アジリティ(俊敏性)・スプリント(短距離⾛)・プラ イオメトリクス(瞬発⼒強化)の3つの柱を軸にした内容。 naca cscs(トレーニングプログラムを計画・実行する専門知識と技能を証明する資格)の資格を持つコーチが、専⾨的な知識をもとに⼦どもに合ったメニューを考案し、丁寧に指導してくれます。

クラスでは、ウォーミングアップ後にグループ練習、その後全体練習を⾏ います。 グループ練習では、3つの柱を楽しく取り組みながらも、正しいフォームを ⾝につけることを重視し、運動能⼒の基礎をしっかりと育てていきます。 遊びの要素を取り⼊れたリズム感・空間認知⼒の向上につながるコーディ ネーショントレーニングも加えることで、飽きずに楽しく学べる⼯夫がさ れています。

全体練習では、⽉ごとに決めた強化ポイントに合わせた内容を、週ごとに 変えて取り組みます。 たとえば、2〜3⼈でペアを組んでリレーをしたり、バトンパスの練習を⾏ ったり。仲間とのコミュニケーションを楽しみながら取り組める内容にな っています。

テスト結果を見える化

クラスでは定期的に「かけっこ検定」も実施。3年前から導⼊されており、⼦どもたちのモチベーションアップにもつなが っているそうです。
具体的には、各学年毎に検定のタイムが変わっています。それらのタイムや記録をクリアすると進級できるという仕組み。一定の級までは条件を満たせばタイムや記録を超えてなくても1つ上の級に進級できるシステムをとりいれることで、どの⼦も成⻑を実感し、やる気を維持しやすくなっています。

⾜が遅かった息⼦が、学年トップに

⼩6の⻑男は⼩学校1年⽣の春から通っています。

もともと運動が得意ではなく、腕は横振り、姿勢も悪く、⾛り⽅も独特で、⾒ていて⼼配になるほどでした。
しかし、⼩学校の⼊学式でもらったチラシがきっかけで体験教室に参加。コーチのわかりやすい指導と、⼦どもたちと⼀緒に楽しむ雰囲気に魅かれ 「楽しかった!」とすぐに⼊会を決めました。

当初は⾜も遅く、フォームも整っていませんでしたが、コーチたちは根気 よく指導を続けてくれました。
トレーニングを重ねてフォームが整ってくると、⾛り⽅が⽬に⾒えて変わり、スピードにもはっきりと変化が!

親⼦共に嬉しかったのは運動会での活躍でした。 ⻑男が通う⼩学校では体育のタイム測定で速い⼈が、運動会の徒競⾛の最終⾛者になります。3年⽣では初めてに最終⾛者になり、2位に。4年⽣では 1位でゴールするまでに! タイムもこの2年⽣の時11.9秒だったところから、5年⽣の終わりには8.6秒 と3.3秒縮まりました。

野球にもつながる“⾛る⼒

「⾛ることなら誰にも負けない!」という⾃信を持てたことが、息⼦にとって⼤きな財産となっています。
現在、⻑男は地域の野球クラブにも所属していますが、⾜の速さが⼤きな 武器になっています。
「⾛りに⾃信がある」という気持ちが、盗塁への積極性につながり、「塁 に出たら必ずホームに帰る!」という信念を持ってプレーをするようになりました。

IRACでのトレーニングを毎週継続しているおかげもあり、野球を始めた当初 から、他の⼦に⽐べて疲れにくいなど体⼒⾯は優れていたように感じます。 “⾛れる”という強みは、どんなスポーツにも活きるのだと実感しています。

⼦どもたちに陸上の楽しさを伝えたい

IRACがスタートしたのは2020年。 その背景には、監督・⾼⼭さんの「⼦どもたちにも陸上の楽しさを伝えた い」という情熱がありました。

⾼⼭監督は中学⽣から陸上競技を始めましたが、⼩学⽣のころは⾜が遅 く、周囲にバカにされることもあったそうです。
それが悔しくて練習に励み、⼤きく記録を伸ばすことができたとのこと。 その結果を、友達や家族、先⽣が⾃分のことのように喜んでくれたこと が、⾃⾝の成⻑と楽しさにつながったと⾔います。
その喜びを⼦どもたちにも伝えたいという想いで、スクールを開講したそうです。

⾼⼭監督は

・リスク管理の徹底
・たくさん褒める
・⾃分⾃⾝も楽しむこと
・⼦ども全員と関わる ことを⼤切に、安⼼して楽しめる環境を提供しています。

「トライアンドエラーの過程を経験することが⼤切だし、無邪気に楽しみ ながら成⻑する⼦どもたちの姿を⾒るのが嬉しい」 そう語る⾼⼭監督の純粋な笑顔が、⼦どもたちの⼼を掴む理由なのだと思 います。

「楽しいから⼀緒にやろうよ」——⼝コミで広がる

IRACは、ただ⾛るだけの「かけっこ教室」ではありません。
⼦どもたちの「やってみたい!」を育て、「できた!」という⾃信へとつ なげてくれる場所です。

だからこそ、⻑く続ける⼦が多く、友達が友達を誘って、⾃然と輪が広が っていきます。 「楽しいから⼀緒にやろうよ!」という⼦どもたちの⾔葉が、何よりの証 拠です。 ⾛ることが⼤好きなお⼦さんも、ちょっと運動が苦⼿なお⼦さんも、ぜひ ⼀度、体験してみてはいかがでしょうか?


火曜日クラスの様子

板橋かけっこA.C(IRAC)

電話番号
070-7531-6525(監督:⾼⼭)
https://www.itabasi1tf1ac.com/
Mail
itabasi1tf1ac@gmail.com