「本物の食事が、子連れ外食の常識を変える」とんかつ屋「銀扇」<2024年冬号:ハッピーロードたんけん隊>

ハッピーロード商店街の中にある、33年の歴史をもつ「銀扇」。

以前の記事で、ハロウィンキッズメニューがある
こだわりのとんかつ屋さんとして、
紹介させていただきました。

「こどもの頃から『本物』を食べてほしい」

お店のそんな熱い思いから、
銀扇さんのキッズメニューは、
サイズを小さくしただけで、大人のメニューと同じものを使って作られています。

板橋区 銀扇 キッズメニュー

ここまでは以前もご紹介しましたが、
この「本物を食べて欲しい」という思いには、
もっともっと深いエピソードがあったのです。

 

「お店に食べにいくという行為を、食育の場にして欲しいんです」

店主の大野さんにお話をうかがうと、
こんな熱い言葉が返ってきました。

近年、ファストフードが発展し、
「早く、安く」の食事が当たり前になっている傾向があります。

きちんと座って、
箸やスプーン、フォークを使い、
おいしいものをゆったり食べる。

こんな機会が、
少なくなってきています。

大野さんは、
本物の食材を使ったおいしい料理なら、
小さい子でも、これが実現できると言います。

「こどもが外食中落ち着かない」

「何度注意しても座らない」

ママなら一度は通る道ではありますが、
「美味しいもので解決する」なんて、
考えたこともありませんよね。

ただ、確かに、
いっしょに取材に行った3歳と5歳の娘たちは、
食べている間、ものすごく静かに、
しっかり座っていました。

だからこそ私も、
おいしいエビフライやヒレカツを
ゆったりと堪能することができました。

銀扇 ランチレディースランチ

「本物のこだわりの食事」は、
こどもとの食事の代名詞である、

「座らない、騒いでしまう、ふざけてしまう」

から

「ママは急いで食べないといけない」

という、常識のようになってしまっていることを、
覆してしまうのかもしれません。

こどもの頃から通っているという、
長年のファンも多いとんかつ屋さん、「銀扇」。

キッズメニューは小学生まで注文できますが、
小学生は通常メニューを頼む場合が多いそう。

小さい頃から、
こどもに「本物」を体感して欲しいというママは、
まずは空いている時間帯を狙って、
チャレンジしてみてくださいね。

銀扇 外観

とんかつ・豚しゃぶ・創作料理 銀扇

住所
東京都板橋区大山町6-9
電話番号
03-3530-9771
最寄り駅
東武東上線 大山駅より徒歩1分
営業時間
月、火、木、金、土、日曜日 11:30~14:30(LO)、17:30~21:00(LO)
水曜日 11:30~14:30(LO)
定休日
水曜日(午後)、年末年始
https://ginsen.tokyo/