今回の特集では、子連れでもサッカー観戦を楽しめるのか調査しました。
子連れサッカーを実際に体験してもらったのは、4歳、2歳、0歳(5カ月)の3人のお子さんがいる由香さん一家。
パパがサッカー好きということで、夫婦で男子サッカーの観戦は経験ありでした。しかし、子どもが産まれてからは「子どもが飽きてしまわないか」「周りに迷惑じゃないか」などの不安もあり、足が遠のいてしまったそう。
子連れ観戦となるとこういう不安はありますよね。
実は私も取材をしつつ5歳娘を連れて観戦していたので、同じ不安を持っていました。
私の場合、子連れ観戦どころか私自身サッカーの試合を生で観るのが初めて。初めてのことにわくわくしてはいましたが、ルールもよく知らない私自身も楽しめるだろうかという心配も少しありました。
子連れサッカーは楽しめたのか、誌面に載せきれなかったところをお伝えします。
※今回の試合は緊急事態宣言下での開催だったため、通常の観戦状況とは異なるところもあります。
スタジアムで味わえる非日常感
存在は知っていたものの、初めて足を踏み入れた味の素フィールド西が丘。
わが家からはさっと自転車で行ける距離です。自転車を置く場所は、敷地内に入るとスタッフの方が誘導してくれます。
電車の場合は、都営三田線 本蓮沼駅から徒歩10分。こんな身近な場所で本物のサッカーが見られるなんて、改めてその贅沢さを知りました。
会場に着き、観客席からサッカーコートを見た瞬間、自然と「お~!」と声がもれた私。
一面に広がる鮮やかなグリーンの芝生。なんて気持ちのよい景色。1年中こんなにきれいな芝生を保っているサッカー場はなかなか無いそうです。
スタジアムを訪れただけでも、解放感と非日常感が味わえました。
グラウンドとの距離が近い観客席
味の素フィールド西が丘が誇るのは、日本トップクラスの芝生だけではありません。何といっても観客席とグラウンドの近さが魅力です。
ほかのスタジアムでサッカー観戦の経験がある由香さん夫婦も、この近さには感動していました!ボールを蹴る音、選手同士の掛け声など、テレビでは聞こえないようなリアルな音が耳に届きます。
上の写真は試合開始前のもの。キックオフの2時間~1時間半前くらいには選手がグラウンドに出てくるそうです。
席は平らなベンチが段々に並んでいます。今回はエリア内で自由に席を選ぶことができました。前後に並んだり、臨場感ある前方にいったり、場所を選べるのは嬉しいポイント。
膝上観戦だと前の席の方との距離がだいぶ近くなるので、家族で観戦なら前後に座るほうがよいかもしれません。
※コロナ対策で、1席ずつ間を空けて座るようになっていました
応援の作法やルールをあまり知らないサッカー観戦初心者としては、コアなファンの方とはエリアがわかれているのが安心でした。
ファミリーエリアがあるとより観やすいですよね。
由香さん一家はベビーカーを入口で預かってもらいましたが、通路にベビーカーをとめて観戦されているママさんもいました。通路はそこまで広いわけではありませんが、場所を選べばベビーカーで観戦することもできるようでした。階段を上る必要はあるので、そこは注意ですね。
通路の上段には立ち見席もあります。
いずれの席も屋根がないので、時期によっては日差し・熱さ対策をしっかりしていきましょう。
この日は途中雨の降る時間があったので、雨対策が必要でした。天気予報をみて予測をしていたのと、降ったのは短時間だったので、準備してきた傘やカッパでしのいで事なきを得ました。
子連れでサッカー観戦、できた!
1試合90分間のうち何分持つかな~、絶対途中で飽きるよね~と思ってしまっていた試合前。この予想は嬉しいことに、由香さん一家にもわが家の娘にも裏切られます!
「あれっ⁉意外と観られた!」というのが試合終了後の率直な感想です。
誌面に書いたように、試合開始後は入場者に配られたハリセンが大活躍!
4歳も2歳も興味深々。数字と選手の背番号を見比べては、「○番のひとみつけたよ!」「いまゴールしたのは何番の人?」「○番の人はどこ?」など、会話のタネや興味付けに大活躍でした!わが家の5歳娘も
選手の名前はローマ字表記でしたが、子どもも読めるひらがな表記のものがあれば、もっと興味をひくアイテムになったはず。
前半45分の大部分は、このハリセンのおかげで子どもも試合をよく観ていました。
後半役立ったのは、売店のおやつ。試合開始が14時だったため、後半は時間的にもちょうどおやつタイムでした。
かき氷やポテト、チュロスなど、子どもの好きそうなメニューもありました。
前半と後半の間の時間には列ができていたので、子どもの様子をみて、時間をずらして行くこともひとつの手です。
しばらくは難しい状況ですが、お酒が飲めるような状況になれば、大人は開放的な空間で観戦しつつ一杯♪ なんてこともできるかもしれませんね。
食べ物以外の販売もありましたよ。応援グッズはもちろんのこと、日テレ・東京ベルディベレーザのマスコットキャラクター「リヴェルン」のかわいいグッズもたくさんあります。
おやつタイムと共にはじまった後半。子どもは当然ながら花より団子で、しばらくはサッカーよりおやつに夢中。
食べ終わった後は、持ってきたおもちゃや本で過ごす時間も見られましたが、45分間騒ぐこともなく観戦できました。
由香さん一家もわが家もわりとすんなり終了まで観戦できました。もし子どもが飽きてしまった場合でも、この日のように再入場ができる試合では、一度会場の外に出るという手段もあります。ずっと席で観られるのが一番ですが、それが難しかったときのことも考えておけるといいですね。
サッカーは観戦しやすいスポーツ⁉
今回サッカー観戦を初めてしてみて、そもそもサッカーは子どもでも初心者でも観戦しやすいスポーツのひとつなのではないかと思いました。
ゴールにボールが入れば1点、という点数の入り方は、子どもでもわかりやすいですよね。ボールも目で追いやすく、ゴールが決まると子どもも手をパチパチして盛り上っていました。
時間が90分(+α)と決まっているのもよいところ。○点まで、○セットまで、というスポーツだと、何分かかるかわからないことがあります。その点サッカーは45分経てば一度休憩できるし、そのあとも大幅にのびることはないので安心です。
授乳やオムツ替えの必要な子を連れていても、ある程度調整しやすいのではないかと思います。由香さん一家の5カ月の末っ子くんは、試合開始からしばらくはお昼寝、ハーフタイムに授乳をし、後半も機嫌を損ねることなく過ごせました。
あまりルールを知らないサッカー初心者の私は、今の笛は何だろうという場面も何度かありましたが、本物を目の前でみるというスペシャル感でまず楽しめました。ルールについてもっとわかるようになれば、もっと楽しめるのかもしれませんね。
また、選手はもちろんのこと、審判の方々も女性でみんなとにかくカッコよく、同じ女子というだけで応援したい気持ちがより高まります。
選手の中で唯一のママである岩清水選手には特に注目!マム・スマイルのお茶会でご縁があったこともあり、姿が見えたときには思わずキャッキャッと興奮してしまいました。
子どもがいるからと諦めなくて大丈夫
意外と子連れで観戦できたサッカー。もちろん設備やソフト面でもっとこうだったらなというところはありますが、満足度は90%!
子連れで観戦できるんだ、子どもがいるからと諦めなくいいんだ、と由香さん一家から感想をいただきました。
親の楽しみとして、非日常感を味わう場として、板橋からほど近い味の素フィールド西が丘でのサッカー観戦はおすすめです。
由香さんの長男くんからは「たのしかった♪」との言葉。
わが家の娘も楽しかったようで、「またいきたい」と言っていました。この観戦以来、わが家の娘のおうち遊びにサッカー観戦ごっこが加わっています。
プロのサッカーの試合を間近で観ることは、きっと子どもにとっても良い体験となるはずです。
WEリーグは今年9月12日に開幕したばかり!
味の素フィールド西が丘での試合もすでに何戦か予定されています。
子どもがいるからと諦めず、まずは観戦に足を運んでみて下さい♪
ベレーザの9・10月の試合予定はこちら(@味の素フィールド西が丘)
▪ 9月12日(日) 13:30~ vs 三菱重工浦和レッズレディース
▪ 9月25日(土) 16:00~ vs サンフレッチェ広島レジーナ
▪ 10月16日(土) 14:00~ vs ちふれASエルフェン埼玉
▪ 10月31日(日) 14:00~ vs アルビレックス新潟レディース
詳細や以降の試合予定は、日テレ・東京ヴェルディベレーザのホームページから↓
https://www.verdy.co.jp/beleza/