<リブランとつくる最終回>住まい選びの常識が変わる!?中古リノベーションとは?(後編)

こんにちは!
イタバシーナそだて隊やまぐちです。

今回は、リブランが手掛けるリノベーション事業、てまひま不動産を取材!

中古マンションの見方や一級建築士との打ち合わせ、実際にリノベーションした物件の見学までまるごと体験させて頂き、中古リノベーションの魅力に迫る企画の後編をお届けします。

前編(第3回)をまだ読んでいない方はこちら

 

てまひま不動産の住まいづくり

中古物件見学から戻ると、てまひま不動産の設計士である一級建築士の内田さんが待っていて下さいました。

内田さんがてまひま不動産に設計士として参画したきっかけは、ご自身が住まわれているマンション「エコヴィレッジ」との出会いでした。その住み心地の良さに惹かれ、エコヴィレッジや、てまひま不動産で取り入れられている「エコミックス・デザイン」に共感。「ここで私も住まい作りをしたい!」と声を上げたそう。現在は、てまひま不動産で多くのリノベーション事例を手掛けていらっしゃいます。

 


右から坂井田さん、かすみ編集長、内田さん

 

早速、実際どんなプランニングをされるのかお伺いすると、てまひま不動産ならではの住まいづくりのポイントが大きく3つ見えてきました!

 

~てまひま住まいづくりのポイント~

① この物件の魅力はどこ?

② どんな暮らしがしたい?

③ 自然と共に暮らしませんか?

 

この物件の魅力はどこ?

さっそくお話を伺うと、まず先程見学した物件について、「この庭が決め手になるでしょうね」と内田さん。部屋をハコとして見たときに、マンション住まいで南向きのお庭が持てることは大きな魅力のひとつです。この物件を選ぶ場合は、庭の魅力が最大限に活かせる間取り、という提案ができます。

例えば南側採光が魅力の物件で2部屋の間取りをぶち抜き全面を窓にしたり、桜の木がきれいに見える窓を、あえて額縁のような窓にして借景してみたり。物件の魅力がパワーアップしますね。

リノベーションはまず物件選びから始まりますが、どこが決め手になるかは人それぞれ。

なぜそこに魅力を感じたのか、そこを引き出すプラン二ングをすることで、世界にひとつだけの住まい作りに、ストーリー性がうまれます。

どんな暮らしがしたい?

次に「ここで、どんな暮らしがしたいか」というテーマについて、一緒に話し合って決めていきます。いきなり建物の設計に入るのではなく、お客さんのライフスタイルやライフプランに寄り添って作っていくんだそう。

まだ子どもが小さい私達にとって、住宅購入時の家族計画はキモ。
みくちゃんもまだ小さいし、今後弟妹が増えるかもしれません。となると将来的に子どもが増えたら間取りはどうしていくか、どう使っていくか、といった未来予想図まで描きながら、今の暮らし・未来の暮らしに沿った設計を行なっていきます。家族の状況が変われば、住み替えることもひとつの手。けれど慣れ親しんだ街や住まい、愛着もひとしおです。家族とともにずーっとそばにあるおうち、というのもとっても素敵ですよね。

自然と共に暮らしませんか?

さらに内田さんが設計時に大切にしているのが「自然と共に暮らすこと」
「太陽があって明るくなって熱が出て、季節があって。1年経つとまた同じところから光が入ってくる。当たり前のことだけど、実感することができる。それも意識の中にのぼるような計画もやっぱり必要かなぁと思っています」。

その上で風が通り抜けたり、素足で気持ちよく過ごせたり。その快適さは、ご自身もエコヴィレッジに住まい日々体感しているからこそ、これからリノベーションを考えている方にもおすすめをしているそうです。

 

エコミックス・デザイン

内田さんのお話にもあったように、てまひま不動産のリノベーションで最も特徴的なところは、その考え方がリブランの「エコミックス・デザイン」に基づいているということ。

第1回のおさらいになりますが、「エコミックス・デザイン」とは、都市の中でも自然の力(陽、風、緑、水)を利用して快適に住まうための仕組み。

気温が同じでも、湿度や風の有無、日差しの有無により体感する暑さ(体感温度)は違います。自然を利用して、快適な体感温度を実現できるようなデザインを、リノベーションに取り入れています。
(てまひま不動産HPより抜粋)

「エコミックス・デザイン」を取り入れ、住戸全体のドアを引き戸にしたり、中央付近にウォークスルークローゼットを設置するなど、玄関から、バルコニーまで風の通り道をいくつも確保。いつもからりとした快適な水回りを実現することができるんです。オシャレや希望だけでなく「住み心地」「快適さ」にこだわる、それがてまひま不動産のリノベーションなのですね。

他にも、北向き物件のバルコニーに南に向かって咲く向日葵を植えてみたり、中央に配置したユニットバスに窓をつけて風や光を取り入れてみたり…。それぞれの家族、住まいに寄り添ったアイデア事例をたくさん教えて下さいました。

さぁそしていよいよ!
てまひまリノベーションの完成物件を見に行ってみます!!

世界にひとつだけのお城

西武池袋線中村橋駅から徒歩7分、南向き5階のお部屋、58平米です。こちらの物件の家主は、パパママと赤ちゃんの3人暮らし。58平米と聞いて、ちょっと手狭かしら?なんて思いながらいざ中に入ってみると…

 

 

「わぁーーーーっ!!」

と、この日一番のリアクションを見せたかすみ編集長。
南向きの大きな窓から太陽の光がいっぱい。玄関まで陽が届き、とても広く感じます!

 

 

さらにこの採光力を活かし、リビングへと続く引き戸には大きな窓が。
暗くなりがちな北側の玄関も電気をつけなくてもいけます!

 

 

床材は「カバザクラ」を使用していました。無垢材は保温性、吸湿性に優れているため、夏は素足に気持ちよく、さらにはダニやカビの発生を抑制。
逆に冬は温もりがあり、程よい湿気がのどを守ってくれるそうで、健康的な暮らしをサポートしてくれますよ!

 

 

引き戸を挟んで並ぶ収納スペース。
こちらは現在ご家族が収納に使っている衣装ケースがピッタリおさまるサイズになっているんだとか!そしてこの手前の収納には…

 

 

なんということでしょう!
洗濯機置き場が出てきたではありませんか。

「でも洗濯機をしまってしまうことで、湿気とか大丈夫なんでしょうか?」
そう尋ねると「壁には調湿効果のある珪藻土フロスを使用しています!」と、隙のないお返事が!

 

 

キッチンは奥様のご希望でアイランドキッチンに。
後ろには見せる収納棚を完備。収納は全て職人手作りで備え付け。
リノベーションではテーブルやイスなどの家具も、そのお部屋に合わせて作ってしまうことも多いのだそう。
それならインテリアセンスに自信がない私でも大丈夫!笑

 

 

リビングはもともと2部屋あったところ、壁を壊して1部屋に。採光力バツグンです!
ちなみにこちらの間取りは1LDK。

リビング中央にある柱へ向かって引き戸が存在し、お部屋を分けることができます。
共働きのご夫婦、夜は家族で仲良く過ごしたいという思いを汲んで、寝る時だけ登場する寝室を作りました。柱には、お子さんの身長を記録していくんだそうですよ。

 

 

かすみ編集長が「素敵!」を連発していると、

「でもこのお部屋を見て、「本当にここに住みたい!」と思うのは、この物件のオーナーだけなんですよね」と坂井田さん。ここに住まう人だけの、世界にひとつだけのお城。まさにリノベーションの真髄とも思えるお言葉、頂きましたー!

 

~てまひま住まいづくりで振り返ると~

① この物件の魅力はどこ?

実家から近いこと、5階南向きであること

② どんな暮らしがしたい?

共働きなので、家では家族3人仲良く家族団欒を過ごしたい

③ 自然と共に暮らしませんか?

緑のカーテンを設置して、自然の温度調整をする
壁を作らず、引き戸を多用して風通しをよくする
→エアコンいらずの快適な暮らし

 

 

いかがでしたでしょうか?

住まい選びの常識を変えた「中古リノベーション」。

取材を通して分かったことは、リノベーションはオシャレで敷居が高く見えがちだけれど、決してそうではなく「その家族がいちばん大切にしていること」を住まいづくりに反映させた結果だということです。だからこそ必要なものが揃い、無駄のない、洗練された空間となり、オシャレで機能性の高い住まいができあがるのだと感じました。

 

みくちゃんもお疲れさま♡

 

かすみ編集長、実際に体験してみていかがでしたでしょうか?

これまで住宅購入については、新築は金銭的な面で諦めて中古物件を探すのかなと漠然と考えていました。
しかし、今回の体験でその考えが変わりました!
体験中は中古リノベーションでこんなことができるなんてという驚きや発見の連続。あえて中古を選びリノベーションすることで、理想の暮らしを実現できるかもしれないと、体験ながらワクワクしました。
また、物件探しからはじまる全ての工程をてまひま不動産だけでできるというのは、子連れかつ知識のない私にとって、とても安心で便利だなと感じました。
今後実際に住まいを探す際には、中古リノベーションが筆頭選択肢となりそうです。

記事を読んで「リノベーションも考えてみようかな」と思った方、てまひま不動産練馬店、西荻窪店では様々なイベントも開催しています。ぜひ気軽に遊びに行ってみてくださいね。

てまひま不動産 練馬店

住所
東京都練馬区練馬3-1-7
ラフィネマルタ1F
電話番号
0120-914-435
最寄り駅
西武池袋線 練馬駅より徒歩3分
都営大江戸線 練馬駅より徒歩3分
営業時間
10:00〜18:00
定休日
毎週火曜日、水曜日
http://www.livlan.com/temahima/