板橋区前野町に本社を構える企業といえば、(株)タニタさん。
タニタでは地域貢献の一環として、本社が隣接する板橋区立富士見台小学校の高学年児童を対象とした健康教育を2008年から毎年行なっているそうです。
1月26日(金)に開催された今年度の出前授業にお邪魔させていただきました。
同校の6年生と希望する保護者を対象に行われた今回の授業のテーマは「夢をかなえるからだ」。
近年、肥満傾向の子どもが増えており、その要因として考えられているのがコロナ禍以降の運動量の減少です。
この結果を受け、ポストコロナにおける健康づくりをサポートすることを目的に、自身の健康状態の把握やそのために必要な知識を学ぶ授業が行われました。
今日の先生であるタニタ開発部大島さんと、“背筋をぴんと伸ばして聞く”約束をした子どもたち。姿勢よく前を向いて、身長や体重、筋肉や脂肪など身体の成長や役割についての話を聞いていました。
いま自分たちの身体はどのような成長をしているのか、どうすることが大事なのか教えてもらったあとは、前月に体組成計で測った結果が配られました。
小学生くらいだと身長・体重は測ることがあっても、筋肉量や脂肪量を測ることは中々ありませんよね。
子どもたちは自身の結果をじっくり見たり、友だちと見せ合ったりしていました。
「今みんなは成長期の真っ最中なので個人差があります。体組成を定期的に計って自分のからだを知ることが大切です」と大島さん。
自分のからだのことを知った後は、「夢をかなえるからだ」をつくるためにはどうしたら良いのかグループで話し合い。
グループでの話し合いと大島さんの話から、最後は1人ずつからだづくりのために今日からできる食事・運動・睡眠について考えました。
さすが6年生、「バランスよく食べる」「毎日外に出る」「夜ふかししないで寝る」など、自分のからだのためにできることをそれぞれしっかり考えられていたようです。
「残さないで食べなさい!」「早く寝なさい!」と子どもたちに言うことはあっても、その必要性までは中々説明することがないように思います。子どもたち自身が自分のからだのために必要なことやその理由を考えるのは、大切なことかもしれません。
そんなきっかけを与えてくれる授業をしてくれる企業が身近なところにあるのは、ありがたいなと改めて感じた授業でした。
タニタのHPでは、健康に関するコラムが掲載されています。
タニタマガジン|https://www.tanita.co.jp/magazine/