【開催報告】不登校・行き渋り・発達凸凹ママ・パパのお茶会を開催しました

不登校・行き渋り・発達凸凹のお子さんを抱えるママ・パパが気軽に相談できるよう、専門家を呼んでの初レクチャーを開催いたしました!

ひとりは板橋の高星学習塾の塾長・笠松真(かさまつしん)先生。
発達支援級に通うお子さんを、塾で指導した結果、普通級に変更するほど回復させ、高校受験も成功に導いた経験をお持ちです。

もうひとりは、薬物使用者の更生教育に携わる、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンの副代表、清水亜悠子(しみずあゆこ)先生。こちらの施設でも、勉強が苦手なゆえに道を踏み外してしまった生徒さん達を抱えることが多く、「勉強の技術」というメソッドを使って更生に成功しています。

 

発達の凸凹はどうしようもできないの?

お子さんに突然学校に行きたくないと言われるとき、周りのお子さんたちと違うから育てにくいと感じたとき、そんなことが起こるとどうしたらよいか困ってしまいますよね。

本当ならお子さんたちを明るく前向きに育てたいのに、時間に余裕もなくて、ついつい怒ってしまうと罪悪感もあったりして、誰かに相談するにも話しにくい。そんな悩みを持つママ・パパは多いのではないでしょうか?

これは発達の凸凹のせい?それとも何か解決はあるの?そんな繊細なテーマを自由にお話しし、アドバイスを得られる機会を提供する初の試みです。

お子さんのこんな状況ってない?

お子さんの性格も成長のスピードも、みんな人それぞれのはず。まずは、こんなお子さんの状況はないかと問いかけるところからスタート。

・学校に行きたくないと言っている
・先生やお友達のわるぐちを言っている
・勉強していたのにいつの間にか違うことをしている
・勉強していたのにいつの間にか寝ている
・泣いたり怒ったりヒステリーみたいになる

そんなお子さん達はいないかな?ほとんどのママ・パパが手を挙げていました。もしかしたらそれは、お子さんたちの問題ではなく、導き方によって対処できるかもしれないですって?

それって本当に「発達障害」なの?

次はパパ・ママご自身にこんなことは起こっていないかの質問タイム。

・つめが甘いと言われたことはない?
・計画を立てるのが難しいと思ったことはある?
・約束を忘れてしまうことはある?
・時間をかけなきゃいけないことを後回しにすることは?
・じっと座っていられない?

こちらもほとんどのママ・パパが思い当たることがあるようす。大丈夫、あなたは病気ではありません。

人生に起こりがちな普通のことだから、これで「障害」と決めつけるのはまだまだ早い。みなさんリラックスしましょうと言われて、参加しているみなさんも少し緊張がとけたかな。

それは「勉強の障害」にでくわしたからかもしれません

ほとんどの大人が聞いたことがないかもしれない「3つの勉強の障害」!
これを知れば、発達の凸凹のせいかもと思っていたお子さんの不思議な行動が、なんと解決するらしい。

真先生とあゆ先生が実際に受け持ってきた生徒さんのリアルな例を挙げながら、勉強でつまずくと、お子さんがどのような反応を示すのか、そしてそれをどのように修正すればよいかについてレクチャーが開始されました。

子どもにはわからないような難しい言葉を使ってしまっていること。
わからない部分があるまま、授業は次の段階へとずんずん進められてしまうこと。
見たことのないものについて、想像力なしに勉強を推し進めてしまうこと。

このどれもが、子どもたちにとんでもない負担となり、勉強を諦めさせている現状を学びました。これを防ぐことはできれば、もしくは、それが起こっても対処する方法をママとパパが知っていたら、子どもたちはもっと勉強を好きになるし、何かに集中したり、意欲を持って生きていけるはず!

こんな風にお子さんをヘルプできます

では、難しい状況になってしまったときに、どうやってお子さんを助けたらよいのでしょうか?その具体的な方法も教えていただきました。

怒るとついつい子どもにわからない言葉を発してしまうことに気付いたママもいました。正直、親は子どもたちが抱える困難や、勉強のつまずきをすべて解決してあげられるわけじゃない。それなら、子どもたちが自力でそれを乗り越える方法を伝えてあげられること、それが一番の実りある教育であるはずです。

みなさんからの質問タイムと感想をいただきました

最後に、参加者のみなさんからの質問タイム。勉強のつまずきだけでなく、普段のコミュニケーションから見直さなければ、なんて声も。

最後に坂東愛子代表からは、「しつこいと感じるくらい子どもがお母さんにベタベタしてくる時代なんて一瞬ですから、そこはがんばりましょう!」と、熱い激励の言葉もありました!
お子さんが周りと違うことに頭を抱える前に、それを良い方向に伸ばすにはどうすればよいかを考える良いきっかけにもなったお茶会。

子育てに深刻になる前に、親ができることがたくさんあります。また開催予定ですので、お子さんの発達の凸凹にお悩みのママ・パパはぜひ参加してくださいね。