「ママのお仕事ヒストリー」では、ママになってからの働き方の変化や悩み、工夫などをママたちに伺っています。3人のお子さんとの生活に合わせて、お仕事スタイルを変化させてきたまりさん。自分の働き方や生活スタイルを自分で決める、自分軸をしっかり持つママのロールモデルです。産前から現在までのお仕事と生活の変化について、お話を伺いました。
8歳・5歳・3歳の3人の男の子のママ。
新卒〜2人目の産後まで不動産会社の事務を担当。
3人目の出産を機に会社を辞め、現在はパートで健診センターの事務や在宅の仕事をしている。
-出産前後のお仕事について教えてください。
不動産の営業事務をしていました。残業もなく働きやすかったのですが、12年間同じ職場で働いていたので、一通りの業務を経験でき、やり切った感じはありましたね。だんだんと仕事の変化や発展を感じにくくなって、今後の自己成長や、やりがい、自分らしさを生かしていけるかなど疑問に思い始めました。
会社を辞めたきっかけは、子どものことです。職場に”お休みします”という連絡を何度もすることに疲れてしまって。3人目の出産後に退職しました。
-退職後、生活や気持ちはどう変わりましたか。
家で子供とずっと一緒にいるのも大変で、離れて仕事をしている時間がある方が、私は気持ちが楽なのだなと気がつきました。自分自身、自立している感覚も持てますしね。なので、退職後しばらくしてパートを始め、今は在宅でできるオンライン秘書としての仕事も少しずつ始めています。
-会社勤めより、今の生活の方が合っていると感じますか?
今は自分で勤務にまつわる調整ができ、子供の都合に合わせて働けるところが良いですね。会社勤めでは、基本的に自分で仕事を選ぶことはなかったですし、副業もできない会社だったので、それと比べると今は自由度が上がりました。
また、マム・スマイルの活動に参加したり、スキルアップのための講座を受けるなど、正社員だったら自由な時間が少なく、できなかったことをやれていると思います。
-では逆に、課題と感じることはありますか?
正社員時代と比べて、収入が少ないことです。スキルアップして、今後は在宅の仕事の幅を広げていこうと思っています。
-まりさんと同じように、働き方についてモヤモヤしているママは多いと思います。非常に良い参考になりそうですね。
無理して大きなストレスを抱えながら現状を維持するのではなく、思い切って働き方を変えてみるのも、一つの選択肢になると思います。
私自身、専業主婦も経験しましたが、それはそれで家のことを完璧にという思い込みからプレッシャーを感じてしまったんです。色々経験して、自由度の高いパートと在宅のお仕事という働き方が、今の自分に合っていると感じています。
試行錯誤しながら、みなさんも自分に合った働き方が見つかるといいですね。
− − − − − − − − − − − −
子どもに寄り添える働き方を選んだ上で、お仕事の幅をより広げるため、新しいことを学ぶ努力を続けられている、まりさん。非常に感銘を受け、私も自分の納得できる子育て期間を過ごせるよう、働き方を見直してみようと思いました。
この記事は、マム・スマイルの「インタビュー・ライティング講座」(2023年5月〜開講)の課題として受講生が書いたものです。
記事のテーマは「ママのお仕事ヒストリー」または「私が“ママ”になった日」。
受講生同士で15分間のインタビュー、500〜800文字という条件付きのもと執筆しました。
マム・スマイルでは、さまざまなママ向けの講座を開講しています。最新情報は公式LINEで発信しています。